タイトル未定

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My AssultLily設定『エリーン・トオノツギ』編

 

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キャラクタープロフィール

■名前
エリーン・トオノツギ(英国名は ELINE ELEVENCHILD) 

■出身地
日本国 筑州 大宰府
■誕生日
4月20日
■身長/体重
171cm/56kg

 

 

 

■ELIENE's Autobiography

 両親が連邦王国から帰化した英国系日本人。
 日本生まれの日本育ち。
国籍も日本なのだが、遺伝的には英国系のゲルマン民族にあたる。

 考古学者である両親と共に大宰府市に住んでいたが、六年前に古都鎌倉へ旅行に向かう途中でヒュージに襲われ、両親を殺されてしまう。

 からくも逃げ延びたエリーンは、ヒュージを退治したリリィの後をつけ、百合ヶ丘女学院の存在を知る。それ以来、百合ヶ丘への編入を目指してリリィ養成所に入り、翌年の編入試験で見事百合ヶ丘女学院中等部への編入学を果たした。

 エリーンは生来の強い魔力と高いモチベーションにより各学年で優秀な成績を収めて高等部へ進学。

 高等部では優秀な外部生徒に押され、成績は以前に比べて芳しくなくなったが、そのまっすぐな姿勢が評価され、マギを集中させ起爆させる事ができる特殊能力から『エクスプロージナー』の称号を得る。

 

 

 

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 二年生も残りわずかとなった頃、エリーンは避難民救出のため芦ノ湖で起きた戦闘に参加した。

 しかし、その戦いは司令部が想定した以上の厳しい戦いとなった。

 最初は敵ヒュージ群に対する包囲戦であったが、複数の母艦級ヒュージの出現により戦力差が逆転。母艦級の奇襲によって後方司令部が襲撃され、各部隊間の連絡が途絶えてしまう。状況がわからぬまま、前線部隊は終わりの見えない消耗戦を続け、中衛では避難民を護衛しながら進む事も撤退もままならないエリーンたちの姿があった。

 連絡のつかない司令部。孤立した前線の仲間たち。全方位を取り囲む異形の敵。そして守らなければならない力なき人々。

 エリーンたちに残された選択は二つしかなかった。仲間や避難民を見捨ててでも逃げ延びる道を探すか、最後まで諦めずに戦い続けるかだ。
 結論は早かった。その場に居た百合ヶ丘女学院のリリィ全員が、戦力差を省みずに後者を選択した。いや、こちらを選ばざるを得なかった。

 しかし、司令部が崩壊して増援が見込めない以上、それは彼女たちの全滅を意味していた。

 エリーンが自分達が置かれた絶望な状況に気づいたときは既に遅かった。もっと早くに気づいた生徒も居たかも知れない。しかし、誰ひとりとして最悪の結末を口に出す事はなかった。彼女達は仲間と共に奇跡を信じるしかなかったのだ。
 だが、エリーンだけは違っていた。

 エリーンが自分達の運命に気づいたとき、エリーンだけは奇跡を信じてあがき続けることをしなかった。代わりに、彼女は考えられる限り最良と思える決断を下した。
 すぐさま、エリーンはその場に居たリリィ全員のマギを自分に託すよう指示を出した。周りの皆はまだ奇跡を信じていた。エリーンが打開策を見つけ出したと信じ、自らのマギを彼女に託した。

 エリーンはありったけの魔力を自らの体内に抱え込むと、敵の一角へ深く切り込んでいった。
 気がつくと、エリーンはおびただしい数のヒュージに取り囲まれていた。だがそれはエリーンの望んでいた事であった。ヒュージは味方を巻きこまないための盾になってくれるからだ。

 エリーンは取り込んだ大量のマギを起爆した。エリーンの特殊技能はマギを集中して起爆する能力である。その最大奥義は自爆であった。

 エリーンの自爆により、敵の包囲には穴が開いた。残るリリィがその穴をこじ開け、生き残った敵を掃討しつつ、避難民と共に脱出を果たした。

 だが、エリーンの自爆で脱出できたのは中衛に居た味方だけだった。取り残された前線の部隊は、孤立無縁のまま、脱出する事もかなわず全滅の時を迎えていた。

 

 

 

 

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 敵の包囲網の裏。ヒュージの群れの背後へと回りこんでいたリリィがいた。

 当時一年生の七葉凜梨果(ななはりりか)だった。凛梨果(りりか)の位置からでも、エリーンが自爆した光は確認できた。

 凜梨果はただひとり、全体の状況がわからぬまま先輩の指示に従って敵のウィークポイントを探っていた。
 フライトユニットの扱いで百合ヶ丘屈指の成績を収める凜梨果は、機動力を活かして敵の弱点を見つけるのが役目だった。

 しかし、敵の弱点が見つからないまま、凜梨果(りりか)はエリーンの自爆で初めて味方の苦境を知る。

 上空を飛び越えて戻ってみれば、前線の味方は壊滅していた。凜梨果の所属するレギオン『グランツェンダー・グラナート』のメンバーも既に全滅した後だった。凜梨果は仇を討つこともかなわず、ひとり逃げ出した。エリーンの作り出した退路へと飛び込み、クレーターの底から、まだ動く一本の腕を引っ張りあげた。

 すべての仲間を失っていた凜梨果は、ひとりだけリリィを救い出す事ができた。

 自らを犠牲にして味方を守り抜いたエリーンは、その時、何もかもを失っていた。

 戦う力も、生きる目的も、自らの生涯をかけて掲げてきた目標も――彼女の四年間全てが粉々に砕け散っていた。

 凜梨果に助けられたエリーンに残っていたのは、何の力も残されていないポンコツ同然となった身体だけだった。

 

 

 

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  自らの体が既に使い物にならないと感じたエリーンは、ガーデンを去る事を決意を固めていた。
 皆に黙って百合ヶ丘女学院を去ろうとするエリーンに声をかけたのは、所属するレギオンを失った七葉凜梨果(ななは りりか)だった。

「ウチのレギオンに入りませんか?」

 何事もなかったかのように、凜梨果は話しかけてきた。
 エリーンは、自爆の代償で靱帯や筋繊維が損傷し、運動機能が極端に低下していた。さらに、魔力を使用するたびに激痛が走る身体になっている。今後多少回復したところで、もはや満足に戦える身体ではなかった。
 そんなエリーンの身体の事など何も知らないかのように、凜梨果は無邪気に笑いかけている。

「……これまで多くのレギオンに誘われてきたが、壊滅したレギオンから誘われたのはこれが初めてだな」
 エリーンは皮肉を言って、差し出された手を払いのけた。

「ものは考えようですよ」
 凜梨果は校門を閉じて残った隙間に体を割り込ませた。エリーンをこのまま行かせる気は毛頭ないようだ。

「うちのレギオンは、いまならメンバーはわたし達二人だけです。わたしたちの手で、理想のレギオンをイチから創りあげることができるんですよ。他のレギオンだったらこうはいかないと思いませんか?」

「そこをどけ。オレにその気はない。この百合ヶ丘は、戦えなくなった者がいつまでも居られるほど甘い所じゃない。オレは新しいリリィのために席を開けるべきだろう?」

 強引に押し通ろうとするエリーンだが、凜梨果に阻まれてしまう。いまのエリーンには、凜梨果を押しのける力も校門を自力で開ける筋力も残ってなかった。

「誰もエリーン様に出て行けなんて言っていないですよ。自らを犠牲にして道を拓いた英雄を追い出すほど、百合ヶ丘は腐ってはいません」

「それも今だけだろう。いまは同情的なヤツらもいずれはオレの陰口を叩き始める。そうなる前に出て行く。それだけの話だ」

「なるほど、的確な状況判断ですね。では――」

 凜梨果は一歩横に移動して、少しだけ道を開けた。だが表情はこのまま通すとは言っていなかった。

「ここに、助けを求めている下級生がいます。貴女を必要としている人がいるんです。そんな下級生を見捨てて行くというのなら、もう止めはしません。そういう人ならウチのレギオン『グランツェンダー・グラナート』の入隊試験に不合格ですから」

 あくまで笑顔を崩さず、しかし硬さのある口調で凜梨果はそう伝える。

「人聞きの悪い事を言うな。知らないのか? オレにはもう戦う力は残されていないんだよ」
 唇を震わせ、エリーンは言葉に怒気をはらませた。それでも凜梨果はピクリとも動かない。

「わたしの立場で考えればわかるはずです。メンバーひとりではレギオンを続ける事ができないんですよ。うちのレギオンに解散処分を下されてからでは手遅れになってしまうんです」
 つられて凜梨果の声も強くなった。

「エリーン様は書記として、生徒会への提出書類をわたしの代わりに書いてくれるだけでもいいんです。それだけでも、わたしや他のメンバーの訓練時間が伸びる事になります。エリーン様の貢献がレギオンの強化に繋がるんです!」

「雑用係ってところか……」

 エリーンは息を吐いた。
 自分はエースとまでは行かなくとも、少なくとも優秀なリリィだった事は間違いない。その自分が、今では戦力として期待されていない。エリーンにとってそれほど悔しいと感じる事はなかった。

「わたしにとっては、貴女はあの戦いで唯一勝ち取ったものなんです。命の恩人を主張する気はないですけど、まだやれるとは思いませんか? 少なくともここにはまだ貴女の居場所があるんですよ?」
 そう言いながら、凜梨果は完全に道を開けた。門を通るために十分なスペースがエリーンの目の前にはひらけていた。

「エリーン様だって、仲間の仇敵を討ちたいでしょう? わたしたちで理想とするレギオンを創りあげて、もう二度とこんな思いをしないよう、わたしと一緒に戦っていただけませんか?」
 道をあけながらも、凜梨果が諦めずに説得する。

「理想のレギオンを創りあげて仇を討つ……か」
 思いもよらなかった選択肢を示されてエリーンは悩みはじめていた。
 エリーンは過去に何度かレギオンに仮入隊した事がある。しかし、本格的に参加した事はなかった。その理由はいくつかあるが、誰かの下につくのが性に合わなかったというのが一番の理由だった。

 しかし、このレギオンにはまだ一年生の凜梨果しかいない。シュッツエンゲル(お姉さま)のレギオンを継承するため、代表は凜梨果になるだろうが、戦闘はともかく普段の活動においては先輩の方が立場が上と言える。
 何しろ百合ヶ丘女学院では先輩を様付けで呼ぶ伝統があるくらいだ。百合ヶ丘における一学年の違いは、一般的な先輩後輩とは比べ物にならないほどの重みがある。

「エリーン様。去ることはいつでも出来ると思うんです。でも、一度この門を出てしまったら、ここへ戻ってくるのはきっと難しい。今日の所は踏みとどまって、百合ヶ丘を去る前にもう一度だけ、新しい挑戦をやってみませんか?」

 凜梨果に言われて、エリーンは首肯した。
 判断を下してからの行動が速いのがエリーンの強みである。

「わかった。よろしく頼む!」
 エリーンは握力の大半が失われた左手を差し出した。
 凜梨果はその手を両手で包むようにして抱きしめた。引っ張り上げてもらった時とは違い、エリーンがポンコツと罵倒する腕を、とても大切なもののように包み込んだ。

「わたしの理想とするレギオンはですね、まず第一に先輩や後輩の垣根のないレギオンなんですよね」
 エリーンの手を胸に抱えたまま、顔を上げた凜梨果が悪戯っぽい笑みを浮かべた。

「ちょっと待て。いまさりげなく、レギオンではオレを上級生扱いしないと宣言しなかったか?」
 慌ててエリーンが問いただす。自分が上の立場だと踏んでレギオンへの加入を了承したのに、最初からそれを覆されてはたまらない。

「まあ、細かいことはいいでしょ。仲良くやりましょう。ね、トオノツギ先輩!」
 凜梨果はひとなつっこい笑みを浮かべると、エリーンの背中を軽く叩いた。
 あまりにもなれなれしい後輩の態度に、エリーンはひとりごちた。

(コイツ、もし身体が治ったら絶対にしばいてやる……)
 こうして、全てを失った二人の新しい挑戦がはじまるのだった。

 

 

 

 

 

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■ポジション / 役割

 BZ(バックゾーン)/ ガーディアン

 エリーンは、グランツェーデン・グラナートというレギオンで、ガーディアンとしてバックゾーンを統括しています。レギオン唯一の三年生という事もあり、監督的な立場で他のメンバーの指導もしています。
 また、レギオンの会計や書記も務めています。

 

 

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 ■エリーンの使用する武器・CHARM

 エリーンの身体はCHARMの直接使用に耐えられる状態にないため、よほどの緊急時以外CHARMは使いません。

 通常兵器のガトリングガンのほか、サポートデバイスシステムとして『スタイル・アルム・アインハイト』を装備しています。

 

・スタイル・アルム・アインハイト

 かつて『六臂爆流のエンガンチェ』の異名を得た五島海松(ごとうみる)が使っていたサポートデバイスの姉妹機です。
 スタイルアルムアインハイトにマギをストックしておく事で、CHARMをスタンバイ状態でキープさせておくことができ、通常兵器もアーム経由で使うことができます。

 エリーンはこのアインハイトのおかげで、バックゾーンへの戦線復帰が可能になりました。

 

 

 

 

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■レアスキル(特殊能力)

 エクスプロージョン。

 自分の周囲や体内に蓄積したマギを爆発させる攻撃型のアビリティで、本人の魔力次第で非常に高い攻撃力を発揮します。究極奥義は自爆になります。

 エリーンは過去に一度だけこの自爆を使っており、その時のダメージから前線での戦いには耐えられない身体になってしまいました。

 

 

 

 

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 現在のポジションはバックゾーン。
 役割はガーディアン。
 味方への補給を行ったり、負傷兵を護衛する役目を負います。
 レギオンにおける最後の砦であり、敗戦撤退時にはしんがりを務める事もあります。