タイトル未定

オリジナル設定のマイ・アサルトリリィが中心です

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My AssultLily設定『西九条歩穂』編

 

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キャラクタープロフィール

■名前
西九条 歩穂(にしくじょう あゆほ) 

■出身地
日本国 武蔵野市
■誕生日
8月11日
■身長/体重
182cm/66kg

 

 

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■Who's "AYUHO NISHIKUJO"

 武家の名門に生まれ、リリィとしての訓練を受けながらも、その過酷さゆえに落ちこぼれてしまった少女です。
 三人の師が付き、五年に渡ってリリィの訓練を受けてきました。
 しかし、あまりにも過酷な訓練であったために、高い能力と引き換えに代償として自ら思考する能力を失ってしまいます。
 地元のガーデンに進学しましたが、自分で考えて動くことができず、周りに迷惑をかけ続けた事が原因で、半年で退学してしまいます。
 中退後は千陀井家の居候となり、百合ヶ丘の特別履修制度を受けて二月の編入試験に合格します。
 本来は二年次からの編入になるところ、様々な事情を考慮され、特別に一学年のうちに編入する事ができました。

 その後、七葉凛梨果に誘われて、彼女のレギオン『グランツェーデン・グラナート』に加入。
 戦闘では常に冷静さを失わず安定したパフォーマンスを発揮します。

 身長が180cm以上あり、パワー以上にリーチの長さで強みを活かしています。
 射撃が苦手というわけではないのですが、『先手必勝』『一撃必殺』の教えを叩き込まれているので、あまり使いたがらないようです。

 一度逃げ出した身とは言え、身体に叩き込まれた不退転の教えは健在で、どんな猛攻を受けようとも自分から引く事はなく、右のウイングガードとしてレギオン内では不可欠な存在になっています。

 レギオンではエースである七葉凜梨果に次ぐ副長の座におり、七葉凜梨果いわく「わたしの代わりはいくらでもいるけど、歩穂の代わりはどこにもいない」と評されるほど。

 少々甘いところがありますが、穏やかな性格が皆に好かれ、レギオンメンバー全員から高い信頼を得ています。

 

 

 

 

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■AYUHO's Autobiography

 西九条歩穂は武門の家系に生まれた。
 先祖は
かつて京都御所の警備を任されていた藩士であった。

 家が京都西の九条にあった事から、「西九条の~」と呼ばれ、明治になると本家より分家し、苗字は西九条になった。

 西九条家では、『強き者 道誤れば、其即ち災厄と成れり(つよきもの みちあやむれば それすなわちさいやくとなれり)』を道場に掲げ、代々、『剣を修める道』を説いてきた。

 ヒュージの脅威が日に日に増していく中、素質のあった歩穂は、十歳の頃より五年計画による本格的なリリィの訓練を始める。

 その訓練は苛烈を極めた。
 官僚である父は自分の影響力を高めるため、何を置いても娘を一番のリリィにする事を望んだ。

「道を疎かにしてでも、とにかく力を付けよ」

 父は歩穂につけた三人の師にそう命じた。

 歩穂はリリィの中で最も過酷な訓練を行う事を目標に、何度も死の直前まで追い込まれるほど厳しく鍛え続けられてきた。
 師いわく「人は死の間際に最も力を発揮する」「地獄を知らずして鬼が斬れるか」と、歩穂を限界の限界にまで挑ませる理由をそう説明した。
 日々極限に挑み続けた歩穂は、剣術ならびに魔力純度が飛躍的に増大した。中でも、魔道師が身につけさせた特殊能力『魔力粒子結晶化能力(クリスタリゼイション)』は、武器に
も盾にもなる万能スキルへと昇華していった。

 しかし、いつからか歩穂は何も考えられない人間になっていた。

 ひたすらトレーニングに打ち込み、心身を削られるようにして技を高め、それ以外の全てを失ってしまっていた。

 五年計画は完遂し、歩穂はボロボロの身体で桜ノ杜学園の試験を受けた。
 結果は不合格だった。
 不適格とされた理由は能力そのものではない。「己の志を持たず、精神があまりにも貧弱」そう評された。
 崇高な精神を持たず、忠訓を得心できぬ者は要らぬとつき返されたのだ。
 父は家訓にあった精神性を後回しにした事を後悔した。

 その頃の歩穂には、守るべきものは何もなかった。
 なりたい自分もなく、ただ流されるままに生きているだけだった。
 

 抜け殻のようになっていた歩穂は、こうして父親から見捨てられた。

 

 

 

 

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 地元のガーデンに通うようになった歩穂だが
、全てを徹底管理された毎日から、いきなり放り出された学園生活はまさに闇の中と言えた。

 歩穂には戦う以外に何もできなかった。友達と話す事が何もなく、周囲に打ち解けられなかった。
 その頃の歩穂は年頃の少女が知っている事を何も知らず、興味を持てるようなものも何ひとつなかった。

 自分で思考する事ができない歩穂は、戦いにおいてもお荷物になっていた。
 『先手必勝』『一撃必殺』の教えがこびりついていたため、チームプレイが何もできなかった。
 味方にあわせるために突出を抑えられればそのまま待機しっぱなしになり、常に命令待ちで指示がなければ何も判断できなかった。
 仲間からは幾度となく罵声を浴びせられた。
 歩穂は彼女達に対する信頼を持てず、半年でガーデンを逃げ出した。

 そのまま家に閉じ籠ろうとした歩穂だが、父は引きこもりを許さなかった。歩穂は家に居る事も叶わず、ついには家出をしてしまう。

 自分にできる事は戦い以外に何もない。
 そう考えた歩穂はヒュージの多い南を目指し、歩いていった。

 歩穂にはヒュージを倒すしか出来る事がなかった。ならば人類の敵と戦い、英雄のように散るのも悪くないと思った。そうすれば人の為になるし、ひとりで戦う分には誰にも迷惑がかからないからだ。

 歩穂は鎌倉府へ足を踏み入れると、見かけるヒュージを片っ端から斬って行った。

 だが、いつになっても自分を殺せるほどの敵は現れなかった。最前線は南ではなく西である事を歩穂は知らずにいた。

 ある日、歩穂は女の子に襲い掛かろうとしていたミドル級を、間一髪で斬り捨てた。特に何も考えていなかった。
 結果的に助けた形になった金髪の少女は、歩穂に向かってこう言った。

「ワタシをアナタの弟子にしてください!」と。
 歩穂は思わず「ええっ!?」と驚きの声をあげた。
 その日から歩穂は、千陀井家(せんだいけ)の居候になった。

 

 千陀井(せんだい)の家は、旧寺社奉行の流れを汲む法務省役人の家柄だ。歩穂の父とも顔見知りの間柄である。
 その千陀井家では、夫人が倒れて大騒ぎになっていた。
 歩穂は雑用を手伝い、必死に夫人を看病をした。その甲斐あって、夫人の病状は日に日に良くなっていった。

 歩穂は夫人の世話をする事で暖かな気持ちになり、感謝されると嬉しくなった。
 気がつくと、歩穂は家事をする時間が
大好きになっていた。

 

 

 

 

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 歩穂は、「弟子にしてください」と言った少女『千陀井 絵瑠(せんだい える)』の勧めもあって、千陀井家に居候したまま百合ヶ丘女学院の学外特別履修クラスに通うことになった。

 百合ヶ丘女学院と言えば、桜ノ杜に並ぶと言われる名門中の名門だ。

 歩穂は(ガーデンへ行けば、また嫌な思いをするだろうな)と思いながらも、絵瑠の親切を断る事ができなかった。

 歩穂が百合ヶ丘女学院の学外特別履修クラスに通い出した頃、当時の特別履修クラスには教師と呼べる者が誰もいなかった。
 代わりに生徒会のメンバーや、戦線離脱中の上級生などが、簡単な授業と指導を行っていた。

 この特別クラスは学外のリリィを対象としているだけあって、講義もそれほど踏み込んだものにはなっていなかった。
 どこのガーデンでも学べるような基礎的な訓練と実習に留まっているようだった。

 歩穂はこれなら自分にも通えると安堵した。
 クラスの子たちは、殆どが百合ヶ丘に入れなかった落ちこぼれで占められている。
 歩穂は余計な劣等感を感じる事もなく、気楽に過ごす事が出来た。

 ただ、級友たちは百合ヶ丘への編入を目指して必死だった。少しでも向上しようと、毎日自主練を欠かさぬ姿に歩穂は感銘を受けた。

 クラスメイトを応援しようとしているうちに、歩穂はいつしか自分が指導する立場になっていた。
 教え子には同じ特別履修生たちに、自称弟子である中等部の千陀井絵瑠が加わった。気がつくと、いつの間にか歩穂はクラスの輪の中心に立つようになっていた。
 歩穂はこれまで自分が身につけてきたものをなるべく丁寧に教えようと心を砕いた。
 それは自分が受けてきた地獄の特訓とは程遠い、和やかな訓練だった。

 歩穂たちの自主トレーニングの様子は、学内の生徒たちの耳に入るほど有名になっていた。

 "今年の特別履修生は非常に熱心だから、編入試験に合格したら、私たちももうかうかしていられないわ"
 "中でもひとり、やたらと背が高くて、剣術の達人がいますわね。彼女は百合ヶ丘(ウチ)の一年と一体どっちが優秀なのかしら?"
 こういった噂は、一年生の成績上位者の耳にも入るようになっていた。

 

 

 

 

 

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 年が明け、一月も終わりに近づいた頃。
 ひとりの女子生徒が歩穂に話かけてきた。
「ねえ、貴女。ウチのレギオンに入る気はない?」
「はい? レギオン? ですか?」
 歩穂が聞き返すと、その生徒は簡単な自己紹介をした。
「えっと、久しぶり……でいいのかな、西九条歩穂さん。わたしは七葉凜梨果。いま『グランツェンダー・グラナート』というレギオンの代表をやってて、そのメンバーを集めているんだけど……。顔見知りのよしみで、わたしに力を貸してもらえないかしら?」
「七葉…凜梨果さん? えっと……ごめんなさい、わたし物覚えが悪くて…」
 歩穂は、相手が誰だかわからずに困惑した。過酷な訓練の影響で昔の記憶はおぼろげになっている。

「覚えてなくても無理はないわよ。わたしもずっと忘れていたもの。六年くらい前に内閣府のパーティでご一緒したよね。わたしが貴女にお酒を飲ませようとしたら、貴女のパパに肩をつかまれて……ね?」
「あー、あの時大泣きした子! 随分おっきくなったねぇ」
「思い出してくれた? 大きくなったって言っても、貴女には全然敵わないけどね。でね、もし良かったら、再会を機会に昔話に花でも咲かせて……一緒にお茶でもしない?」
「う、うん……どうしようかな……」
 歩穂は少し躊躇った。
 この七葉凜梨果という少女に対して、無意識に拒絶している自分がいた。
 彼女の中には何かドス黒い塊のようなものが見え隠れしていて、どうやら彼女はそれを必死に隠そうとしているように見える。
 それに、自分の昔話に花を咲かせたいとも思わなかった。
「今日じゃなくてもいいの! その代わり、レギオンの話は考えておいて! わたしには貴女の力がどうしても必要なの! わたしの直感が貴女じゃなきゃ絶対にダメだって言ってるの!」
「う、うん……そう……?」
 歩穂は凜梨果の剣幕に押されて後ずさりそうだった。
 ただ、歩穂の乗り気でない空気を察したのか、その日の凜梨果はこれ以上強引に勧誘してくることはなかった。

 

 しかし、その後も凜梨果は、事あるごとに歩穂に話しかけて来た。
「あのね、良かったら友達にならない? わたし友達が少なくって!」
「う、うん…」
(友達くらいならいいかな)そう思って、歩穂は拒絶しなかった。

 また別の日には……
「はいこれ。この前外出したときに買ったアクセサリー。わたしには似合わなかったから、大人っぽい歩穂さんにあげるね!」
 誕生日でもないのにプレゼントを渡されてしまった。
「あ、うん。ありがとう。でもわたしって大人っぽいかな??」
 もらったプレゼントは少し大人向けのペンダントだった。歩穂を買収するためにわざわざ購入したのだろうか。
 高価そうなプレゼントを無責任に受け取ってしまい、歩穂は少し後悔した。

 

 さらにその翌日。
「そうだ! 今日はケーキがあるの! よかったらレギオンルームで一緒に食べない?」
「え、えっと……」
 さすがにレギオンルームに連れ込まれるのは不安がよぎった。そんな歩穂の考えを見透かしたように、凜梨果は言った。
「大丈夫よ。閉じ込めたりとか、無理に勧誘したりなんかは絶対にしないって。ただちょっと、わたし達の話し相手になってくれるだけでいいから、ね?」

 歩穂は凛梨果の背後に黒いものを感じて、あまり乗り気になれなかった。
 それでも断る理由が見つからなかったので、仕方なくついていく。

 いまの歩穂には知る由もなかった。
 凜梨果が胸に抱えていた深い深い闇の事を。

 

 

 

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 凜梨果の後をついて歩穂は百合ヶ丘女学院のレギオンルームへ足を踏み入れた。
 中では、外国人の上級生がひとり椅子に座って書類を書いていた。

「ごきげんよう、トオノツギ先輩!」
 凜梨果が上級生に挨拶する。
「おう」
 トオノツギと呼ばれた上級生は鋭い眼光で歩穂を見ると、興味なさそうに書類の相手へ戻った。

「工廠科への発注書はできました? 来年度は予算が下りるかわかりませんし、今年度の予算を使い切るつもりで発注しちゃってもいいですよ?」
「『いいですよ?』じゃない! 今年度はまだ二ヶ月以上残ってるだろ! 凜梨果に会計をやらせたら、あっと言う間に予算切れで、極貧生活を送る事になるな……」
 上級生はやれやれと溜息をついた。机の上に置かれた書類の山から察するに、どうやらレギオンの業務はこの先輩がひとりで支えているらしい。

「じゃあ、歩穂さんは適当に座ってて。すぐに紅茶とケーキを持ってくるから」
 そういうと凜梨果は自分を残して給湯室の方へ言ってしまった。
 気がつくと、見知らぬ場所で見知らぬ上級生と二人きり。歩穂は居心地が悪くな
った。

「……今日はさ、あいつの大切なヤツらの誕生日会なんだと」
 向こうも居心地が悪かったのか、トオノツギ先輩がポツリと漏らした。
「え?」
 歩穂は思わず聞き返す。
「ただ、わけあって主賓が来られないらしい。オレと二人だけじゃ重い空気になるし、適当に話を合わせて、ケーキでも食っていってくれ」
「え、えっと……」
 歩穂には事情がわからなかった。歩穂は考え事をするのが苦手なので、状況を推測する事ができない。
 ただ、なんとなく深い事情がありそうな、と空気を察した。
 

 凜梨果がティーセットを抱えて戻ると、そこにはエリーン・トオノツギがひとりで座っていた。歩穂の姿はどこにもない。
「ちょっと、トオノツギ先輩! 歩穂さんに何かヘンな事言ったんでしょう!?」
 凜梨果は怒って、エリーンに食ってかかった。
「うるさい! こっちは報告書類が大量にあって忙しいんだ。いいから黙ってろ!」
 エリーンは手を休めることなく書類と格闘している。
「もうっ……この機会にあの子と距離を縮めようと思ったのに! あのね、あの子は貴重な人材なのよ! あの子をレギオンに入れられるかどうかで、ウチが存続できるかどうかが決まると言っても過言ではないわ! 今だって今年度中に彼女が編入できるよう、お姉さまのコネを使っていろいろと手をまわしている所なんだからね!」

「だから、うるさいって言っているだろう!」
 エリーンはペンを置くと、行儀悪く頬肘をついた。凜梨果がこう煩くては仕事に集中できそうにない。
「はぁ…。どうするのよ、このホールケーキ。全部で九人前なのよ? 二人で四人分ずつ食べても一人分余っちゃうのよ? これはきっと胸焼けじゃすまないわね。トオノツギ先輩は、横幅の偉大な女王『クイーン
デブリン』にでもなるつもりかしら?」
 凜梨果はひとしきり悪態をついた後、長いため息をひとつ。そこへ……
「……失礼します」
 控えめなノックの後、ドアが開いて人影が現れた。

「おう、待ってたぞ」
 エリーンが頬杖を解いて軽く挨拶する。レギオンルームに入ってきたのは中等部の生徒らしかった。
「ご機嫌よう、皆様。私は四十九院美影(つるしいん みかげ)と言います。今日は“ケーキパーティ”という事で、お邪魔させていただきます……」
 中等部の生徒は、ケーキパーティの部分を強調すると、凜梨果と目を合わせずに会釈した。
「これでひとり当たりケーキ三人前だな」
「三人前!? ですか……」
 三段に重なったホールケーキを見て、美影と名乗った中等部の生徒は少し困惑した。
 ケーキは食べたいけど、食べ過ぎて太るのは困ると顔に書いてある。
「美影さんは、トオノツギ先輩のお知り合い? まあまあ、遠慮しないで。紅茶もあるし、今日は楽しんでいってね」
 凜梨果は美影の背後に素早く回りこむと、両肩を掴んで椅子に座るよう促した。有無を言わさぬ構えだ。
 身の危険を感じ、美影はエリーン・トオノツギに目で助けを求める。されど、エリーンは肩をすくめるだけだった。

「コンコン。失礼しまーす!」
 再びノックの後、元気よくレギオンルームのドアが開かれた。
 凜梨果たちが視線を送ると、そこには見慣れぬ金髪の少女が居た。服装から察するに、彼女も百合ヶ丘女学院中等部の学生らしい。
「わ、大っきいケーキがある! ししょー、やっぱりこの部屋で合ってますよ!」
 その少女が手招きをすると、背後からおそるおそると言った具合に歩穂が顔を出した。
「え……っと、ただいまぁ……賑やかな方がいいと思って、後輩のエルちゃんを連れてきましたぁ」
 歩穂が部室を見ると、しかめっ面の女子生徒が一人増えていた。
 その後ろでは凜梨果が嬉しそうな笑みを浮かべている。トオノツギ先輩の頬も少し緩んだように見えた。
「もう歩穂さん、どこ行ってたのよ」
「ご、ごめんなさい。後輩のエルちゃんを呼び出したんだけど、部屋がわからなくなって…」
「なんだ、迷子になっていたのか」
「ししょー、ワタシの事は後輩じゃなくて、弟子と呼んでください!」
「……なんか、急に騒がしくなったわね」
 人数が増えたことと絵瑠のおかげで、場が明るくなったのかも知れない。
 先ほどとは打って変わって、
レギオンルームは和やかな雰囲気になっていた。

 

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「さて、紅茶も入れなおしたし、ケーキはひとり一人前ずつね。残りのケーキは誰が食べるのかゲームでもして決めましょ」

「クイーン・デブリンの座を賭けて、真剣勝負だな」
「エリーンさま。残る四人前を一人が総取りするのはありえないと思います」
 多くのメンバーが何のお祝いかわからぬまま、ケーキパーティという名の会合が続いた。
 歩穂が心配していたレギオン勧誘に関する話は一切なく、歩穂は途中から警戒するのがバカらしくなってきた。


 和やかな雰囲気の中、
歩穂はお茶のおかわりを入れに行った凜梨果を手伝おうと、後を追いかけた。

 歩穂はそこで、凛梨果がひとりでチョコを食べようとしていたのを見てしまった。
 そのチョコは元々ケーキの上に刺さっていたはずのものだ。下にクリームが少し残っているので間違いない。

(みんなで分ければいいのに)
 歩穂には、凛梨果がチョコを一人占めするいやしい子に見えた。
 少しは打ち解けたつもりでいたが、凜梨果に対する印象がまた悪くなってしまった。
 がっかりしながら立ち去ろうとする寸前、歩穂は気づいた。
 ホールケーキから抜かれていたそのチョコには、ホワイトチョコで何か文字が描かれていたようだ。

 そこには、可愛らしい丸文字で『……さま ……さま 十七歳の誕生日 おめでとうございます!』と元気よく描いてあった。

 歩穂はトオノツギ先輩が言っていた事を思い出す。
 今日は凜梨果の大切な人たちの誕生日会だったが、事情があって主賓が来られなくなったらしいと。

 誰かの誕生日会の為に用意された九人前のケーキを、なぜ歩穂たちが食べることになったのか。歩穂はその理由を深く考えようとは思わなかった。 

 

 

 

 

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 二月に入ると、歩穂は百合ヶ丘女学院から編入の意思を尋ねられた。
 特別履修クラスは一年次までに限られているため、百合ヶ丘女学院へ編入しないのであれば、他のガーデンを探さなくてはならない。
「四月には絵瑠ちゃんも上がってくるし、他のガーデンを探す理由はないわよね…」
 歩穂が編入の意思を伝えると、他のリリィに先駆けて個別試験が行われた。

 この一年間歩穂は実戦を何度か経験したくらいで、リリィとしての能力は殆ど向上していないと言える。
 けれども、ひとりの人間としては大切な事を学べた一年だと胸を張る事ができる。
 そのおかげでこの名門ガーデンの編入試験を受ける事ができたのだろう。
 歩穂はこれまでの日々に感謝しながら、全力を出し切るつもりで試験に臨んだ。


 合格の知らせを伝えると、皆が祝福してくれた。
 千蛇井家ではパーティが開かれ、実家の父からも連絡が来て、「よくやった」と褒められた。
 自称弟子の絵留からは、四月になったら擬似姉妹の契りを結びたいとも伝えられた。
 歩穂は幸せという言葉の意味をこの日初めて知った気がした。

 

 百合ヶ丘女学院の寮生になると、歩穂にはたくさんのレギオンから誘いが来た。
 自分が『グランツェンダー・グラナート』から誘われている事を話すと、ルームメイトにはやめた方がいいと言われた。

「あそこは先月壊滅したレギオンだから。きっと来年度には解散してるはずよ」
 そう言われると、思い当たる節がないわけでもない。
 レギオンメンバーは歩穂が知る限り二人しかいないし、解散寸前のレギオンだからこそ、凛梨果はあんなにも必死に自分を誘っているのだろうと思った。

 当の凛梨果はそんな素振りも見せず、他の皆と同じように歩穂の編入をお祝いしてくれた。
 そして、他のレギオンと同様にあくまで普通の態度で歩穂の力を求めた。なおも歩穂が渋ると、こう提案された。

「もし良かったら模擬戦闘に付き合ってくれない? 歩穂さんぐらいの達人になると、千の言葉を交わすより、拳で語り合った方が理解出来る事もあるでしょう?」
「う、うん……べつに構わないよ」

 歩穂は特に躊躇わなかった。凜梨果のいう事はもっともだと思った。
 凛梨果は落ちこぼれの自分をこんなに積極的に誘ってくれているのに、自分はなぜこうも頑なに彼女を拒み続けているのか。

 理由を探してみても、それは『なんとなく…』でしかないのだ。

 なぜ自分はこんなに凜梨果を拒絶するのか、戦ってみれば答えが見つかるかも知れない。

 凛梨果は歩穂を第二運動場の片隅に連れてきた。ここはヘリポートにも使われるだけあって、だだっ広いスペースだった。

「この一角はね。ウチのレギオンが陣取ってた場所なんだ。もうわたし一人じゃこの場所を守れないかも知れないけど、その前にここで歩穂さんと模擬戦が出来て嬉しく思うよ」
「トオノツギさん……えっと、エリーン様とは一緒に練習をしないの?」
 歩穂は百合ヶ丘の慣習に倣い、エリーン・トオノツギの呼び方を変えた。
「あの人はもう戦えない身体なのよ」
 凛梨果は軽めの口調でそう言った。
「え、それってどういう?」
 歩穂が突っ込んで尋ねる。
「トオノツギ先輩はね……マギを大量に抱えた状態で、一気に解放して爆散させたらしいの。一応、シールドは張れたらしいんだけど、体内に残ったマギが身体の組織をずたずたに切り裂いてしまったらしくてね。生きているのが奇跡っていうレベルの大怪我をしたのよ」
「そっか。大変だったんだね……」
 凜梨果の口調が重々しくなかったので、歩穂はそれほど同情しなかった。
 現在の魔導医学なら、生きてさえいればいずれ回復するのだろうと、それぐらいの認識だった。

「……じゃあ、はじめましょう。今日はわたしの全てで相手するわ」
 そう言って凛梨果はシューティングモードに変形したグングニルを構える。
 歩穂もブレードモードのダインスレイフを中段に構えた。

「――先手を打ち、一撃で倒す。それ即ち必勝の理なり……」
 まず最初に歩穂が動いた。
 敵の銃口を避けるため、外側から円を描くように回り込み、ロックオンされる前に地面を蹴って高速で接近する。

「万物流転! 我にひれ伏せ! グラビティコントロール!」
 凛梨果がレアスキルを放った。
「シールド!」
 歩穂は相手の特殊能力をブロックすべく、体の表面を覆う彎曲結界によるシールドを強化した。

「シールドは無意味よ!」
 凛梨果の声は上空から聞こえた。
 見ると凜梨果は浮遊装置を使って、上空に飛翔している。レアスキルは直接攻撃ではなく、急上昇するために使ったらしい。

「ちょっと卑怯だけど、悪く思わないでね。わたしは魔道士タイプだから、近接戦闘では貴女には敵わないの。だから、わたしのやり方で、全力を持って倒させてもらう!」

 凛梨果は上空を鳥のように旋回しつつ、シューティングモードのグングニルで銃弾の雨を降らせた。
 降り注ぐ模擬戦用のペイント弾が地面を赤く染め上げてゆく。

 だが、歩穂の身体には一発も命中していない。
 歩穂は飛んでくる弾をダインスレイフではじき、マギによる彎曲結界(シールド)によってペイントを無効化していた。

「まあ、こんな小手先の技で倒せるとは思っていないけどーーグラビティコントロール!」
 凛梨果は空中を変幻自在に滑空しながら、グングニルをランスモードへと切り替えた。

「モード『ヘビー』! グラビティインパクト!」
 重力制御を可能にするレアスキルによって、凛梨果の質量が飛躍的に増大してゆく。
 凛梨果のグングニルと歩穂のダインスレイフとがぶつかり合い、激しい衝突音がグラウンドに響いた。

「べつに手加減しなくてもいいよ」
 大上段からの一撃で迎え打った歩穂が事もなげに言う。

「本気でやったらクレーターが出来ちゃうもの。先生に怒られるわ」
 凛梨果は飛びのいて距離を取った。
「でも戦場ではやらなきゃやられるよ?」
 歩穂は眉一つ動かさずに言った。
 セリフとは裏腹に、あまりにも静か過ぎる歩穂の佇まいに、凛梨果の方が恐怖を感じて総毛立った。

「――虚空より出でし輝ける水晶よ、我が意に従え! 顕現自在! クリスタリゼイション!」
 歩穂はレアスキルを発動させた。
「えっ、なに?」
 すると、突然凛梨果の周囲にあるマギが硬化し始めた。マギを結晶化させるのが歩穂のレアスキルだ。凜梨果は慌ててシールドを強化するが、シールドの表面まで硬化してゆく。

「くっ……」
 閉じ込められる前に凛梨果は上空へ逃げようとしたものの、結晶化するスピードの方がわずかに速かった。
 身体を少し浮かせたところで、凜梨果の左足が結晶化したマギによって捕縛された。
 結晶はそのまま地面に根を張り、歩穂は凜梨果を地上に縛りつける事に成功した。

「どうする? 降参する?」
 歩穂はじりじりと間合いを詰める。相手が降参しないのなら、このまま斬って捨てるまでだ。

「残念。いま有無を言わさず斬りつければ、貴女の勝ちだったかもしれないのに」
 そう言って、凛梨果は不敵な笑みを浮かべている。
 歩穂は凜梨果の態度は恐らくハッタリだろうとタカをくくった。

「じゃあ、いまからそうするね。――先手を打ち、一撃で倒す。それ即ち必勝の理なり……」
「先手必勝に、一撃必殺。剣術家のロジックよね。残念だけど、魔道士にその理論は通用しないのよ! 万物流転、我にひれ伏せ! グラビティコントロール!」

 凛梨果のレアスキルに備え、歩穂は再びシールドを張った。周囲への影響を省みずに本気の重力砲でも撃ってくるのではないかと警戒した。

 しかし、凛梨果は思惑はそれとは違っていた。凜梨果は歩穂がシールドを張る瞬間を待っていたのだ。

「わたしの能力はね、マギの周回軌道をコントロールして、万有引力を操るものなの! マギのバリアに覆われた貴女は、わたしの意のままに動くただの風船に過ぎないわ!」

 凜梨果の言葉と共に、歩穂の身体が突然浮き上がった。
 テレキネシスのような力で歩穂の身体は校舎の屋上と同じくらいの高さにまで持ち上げられた。凜梨果の言葉通り、全身を見えない風船に包まれて、空の上をふわふわと飛んでいるみたいだった。

「どうするー? 降参するー?」
 下方から声が聞こえる。歩穂が返事をするよりも早く、凛梨果はグングニルでマギの結晶を破壊すると、自分も空中に飛び上がってきた。

「何だか腑に落ちないよ。負けた気がしない」
 歩穂は状況を打開する方法を探しながらそう答えた。
「そう……」
 凜梨果が腕を下ろすと、突然歩穂の身体がすっと軽くなった。
 自分を包んでいた持風船が割れたかのように重力の支配下に戻され、自然落下が始まっていた。

「顕現自在! クリスタリゼリション!」
 歩穂はレアスキルを発動し、結晶化したマギの槍を地面に突き刺した。
 槍がズブズブと地面に刺さっていき、落下速度を吸収してくれる。

「グラビティインパクト!」
 急降下してきた凛梨果が、マギの槍を打ち砕いた。支えを失った歩穂は、校舎の二階ほどの高さから地面に打ち付けられた。

 しかし体表面にシールドを張り、全身で受け身を取ったため、怪我をする事はなかった。

「はい、チェックメイト。本当はここまでしたくなかったんだけどね」
 受け身を取った瞬間、歩穂はグングニルの刃を突きつけられていた。
 その瞬間、歩穂の心には、形容しがたいモヤモヤしたものが渦巻いていた。

「やっぱり百合ヶ丘の生徒は違うね。わたしがサシで負けた相手って記憶にないかも」
 納得いかないながらも歩穂は負けを認めた。この状態で反撃したところで見苦しいだけだろう。
「でも普通に打ち込み勝負をしていたら、こっちが一瞬で負けていたと思うよ。もしこれがレアスキルなしの勝負だったら、わたしは歩穂さんに敵わなかったと思う」
「それは……魔法を使わない魔道士に勝って、それで勝ちだって言えるのかな?」
 そう言って歩穂は苦笑した。

 胸にはモヤモヤした気持ちがまだ残っている。それが「悔しい」という感情であると気づくまでには、もう少し時間が必要だった。

「歩穂さん。わたしはね、伝えたい想いを胸に抱えて勝負して、それで貴女に負けるようなら、もうレギオンの勧誘は諦めようと思っていたの。でも勝ったからには言わせてもらうわね」
「うん……」
「歩穂さん、ウチのレギオンに入って! わたしにはどうしても貴女の力が必要なの! わたしの直感が貴女じゃなきゃダメだって、貴女の代わりはどこにもいないんだって、そう言っているの!」

「えっと……。凜梨果ちゃん、あのね。わたしはチームで戦うのが苦手で……それで前のガーデンでもお荷物になって、結局その学園をやめてしまったの……」
 歩穂は自分が凜梨果を拒絶し続ける本当の理由がようやくわかった気がした。
 自分はチームの役に立てずに、また見捨てられるのが怖かった。実際にはただそれだけだったのだ。

 これまで気にしていた、凜梨果の背後に感じるドス黒いものの正体は実はもうわかっている。
 それは、凜梨果が背負っている暗い闇。大切な人たちを失った苦しみに違いなかった。
 怒り、憎しみ、憤り、悲しみ、寂しさ、辛さ、あらゆる負の感情を閉じ込めた檻のようなものが凜梨果を蝕み、凜梨果はそれと必死に戦っていたのだ。

 歩穂は自分の弱さから目を背けるため、彼女の抱える闇ばかりを見て凜梨果を信用できない相手だと思い込もうとしていた。
 歩穂はその事に気づいて、凜梨果に申し訳なくなってきた。

「あのね、歩穂さん、実はチームプレイが苦手でも大丈夫なの! ウチのレギオンは実戦メンバーはわたしたち二人だけだから! 大勢で共闘するのは確かに難しいけど、わたしとコンビ組むだけならイケると思わない? これがもし他のレギオンに入るとしたら八人と共闘しなきゃいけないんだよ。でも、ウチならたった二人から始められるの! レギオンを拒絶してたのがそういう理由なら、歩穂さんにはウチが一番オススメよ! これはもう運命だわ!」
 凛梨果は歓びを隠さず、満面の笑みで歩穂に手を差し伸べてきた。
 
誤解されやすいが、彼女の心はまっすぐなのだ。
 歩穂の心は動き始めていた。ここまで来て、なおも拒絶する理由が果たしてあるのだろうか。

「おまえ、確かオレの時もそんな事を言って勧誘したよな」
 横から声がした。
 いつの間にか歩穂の隣にエリーン・トオノツギが立っていた。

「あら、トオノツギ先輩。ごきげんよう。こんな所まで、一体どうしたんですか?」
「リハビリだ。オレがいつまでも身動き取れないままでいると思うなよ。いずれ戦線復帰して、おまえにオレの力を見せ付けてやる」
「あらまあ。それなら『いずれ』だなんて言わずに、いますぐ戦線復帰してくださいよ。ウチは人手が足りてないんですからね!」
「ッ! このやろ……ッ!!」

 二人のやりとりを見ているうちに、歩穂の胸に支えていたモヤモヤは消えていた。
 歩穂はもう他のレギオンに入る事は考えられなくなっていた。
 気がつくとこんな独り言を呟いていた。

「わたし、レギオンは――グラン…ベーテン? に入ろうかな……」
「えっ…!?」
 それは歩穂が何も考えずに発した言葉だった。
 だから、驚愕の声を耳にして、歩穂は自分も驚きながら凜梨果の方を見た。

 なぜか、凛梨果の顔は絶望に歪み、これまで見た事もないほど青ざめていた。

「グランベーテンか。まあここよりはマシなレギオンだな」
  一方でエリーン・トオノツギはうんうんと頷いている。

「グランベーテン? ウソでしょ……どうして……? あんなに苦労したのに! 学園や生徒会に手をまわして、早期編入まで認めさせたのに!  なんで! どうして? わたしが悪いの!? えっ、なんで……? あんまりよぉ〜!」

 凛梨果は天を仰いだまま膝から崩れ落ちると、大声で泣き出してしまった。
 歩穂は狼狽しながら、不思議とデジャビュを感じていた。

「あ、あの……エリーン様」
「ん? なんだ?」
「ここのレギオンは何ていう名前でしたっけ。わたし物覚えが悪くって……」
「ああ……。確かに覚えにくいな」
 エリーンは事情を察した。
 歩穂はこのレギオンの名前をうろ覚えだったために、他のレギオンの名前を言ってしまったのだろう。
 エリーンは泣いたままの凜梨果を放置して、ひとり頬を緩めていた。

 

 次の日、歩穂は凛梨果のレギオンへ正式に加入した。
 だが、歩穂がレギオン名『グランツェンダー・グラナート』を間違わずに言えるようになるまでには、それから半年近くもかかったのだった。

 

 

 

 

 

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■使用CHARM

・AC-L8 ニーベルング
 いわゆるグレイブと呼ばれる長刀の一種です。AC-18ダインスレイフと同様の変形機構を持ち、シューティングモードからスラッシュモードに移行します。
 ダインスレイフと異なるのは、柄の長さ、片刃であること、射撃が小口径のマシンガンであることの三点です。
 リーチは長いのですが、攻撃力の点ではダインスレイフに見劣りします。

 なので、状況によってはダインスレイフに持ち変える事もあるようです。
 

 また、西九条歩穂は状況に応じて、サポートデバイスシステムとして『スクエアアクセラレーション(簡易浮遊装置)』を装備する事もあります。

 

 

 

 

 

 

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■レアスキル(特殊能力)

 クリスタリゼイション。

 マギを結晶化して硬化させるレアスキルです。

 槍状に形成すれば武器にもなりますし、盾にしたり、敵を閉じ込める檻を作ったり、瞬間接着剤のような使い方もできます。
 非常に万能でこれと言った弱点もありませんが、ダイヤモンドほど硬くないので破壊は可能です。

 

 

 

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 ポジションはアタッキングゾーン。
 役割は、フォルストップならびにウィングガードの二つを任されています。

 フォルストップはデコイ(囮)の一種で、先陣のフリをして敵を引き付け、敵の陣形に綻びを作ります。
 デコイよりもアグレッシブに攻撃を仕掛けてくる上、レギオンでもトップクラスの攻撃力があるため、敵は引き付けられている事に気づいても無視する事ができません。

 ウイングガードは敵の攻撃に対して、部隊の側面を防御します。
 守勢において防御ラインを維持するだけの高い能力が要求されます。

 

 


 

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